第5回
一条真也
「すべての人に笑顔を!」

 

 わが社の経営理念のひとつに、「スマイル・トゥ・マンカインド~すべての人に笑顔を」があります。当社は、ホテルや冠婚葬祭などのホスピタリティ・サービス業ですが、"笑顔""返事""お辞儀"といったものを非常に大切にしています。なかでも、"笑顔"が最も重要だと思っています。
 かつて、ハナ肇とクレイジーキャッツの「ゴマスリ行進曲」の中で、手間もかからず元手もいらないので大いに「ゴマをすろう!」というような内容を、亡くなった植木等さんが歌っていました。笑顔もまた、手間もかからず元手もいりません。
 ゴマスリなどはしなくていいですから、そのかわりに笑顔を心がけたいものです。これほど安上がりで効果が高いサービス業のスキルはほかに存在せず、最高のコストパフォーマンスです。「笑う門には福来たる」とは、まさに真実なのです。
 "マンカインド"とは、すなわち"人類"のことであり、"すべての人"という意味です。"笑顔"こそは国籍も民族も宗教も超えた、まさに世界共通語です。また性別や年齢、職業など、人間を区別したり、差別したりする、すべてのものを超越します。"すべての人に笑顔を"とは、"人間尊重"の精神そのものなのです。