第14回
一条真也
「同窓会に行こう!」

 

 先日、母校の高校が創立100周年を迎え、その記念すべき同窓会の総会に行ってきました。体育館いっぱいに先輩や後輩、そして同級生たちが1000人ほど集まり、大盛況でした。
 職業もさまざまで、会社の経営者もいれば、お医者さんも弁護士さんもいる。お坊さんや芸術家の先生だっています。日頃からお世話になっている顔見知りの方にばったり会って、母校が同じだと初めて知ることもしばしばです。多くの方々とお話しながら、「ああ、本当に自分は良いご縁に恵まれたなあ」という思いをかみしめました。
 総会終了後は同級生たちと居酒屋に繰り出しました。昔の思い出話をしたり、近況を報告したり、あっという間に数時間が過ぎました。いつも思うのは、高校の同級生ほど気の合う存在はないということ。なぜなら、出身地が同じ、年齢が同じ、加えて学力(IQ?)が同じ、と三拍子揃っているからです。
 わたしは学年の当番幹事長であり、毎年できるだけ多くの同級生を集める使命があります。正直言って苦戦していますが、それでも集まってくれたメンバーと飲みながら、語り合う時間は心からリラックスできます。同級生ゆえに余計な気も遣わず、なつかしいあの頃にタイム・トリップできるのです。
 みなさんも、同窓会の案内が来たら、ぜひ参加されて下さい。きっと、あの頃に置き忘れてきた大切な何かを思い出しますよ。