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一条真也
「創立記念日に新しい使命を考える」
 11月18日、私が社長を務める株式会社サンレーが創立49周年を迎える。支えて下さったお客様、お取引先のみなさま、そして社員とそのご家族には心より感謝している。
 49年前、つまり1966年はイギリスで音楽革命を起こしたビートルズが来日して、空前の大ブームを巻き起こした。その影響で日本には多くのグループサウンズが生まれ、若者たちの間では長髪が流行した。
 アメリカでは大衆文化の革命を起こしたウォルト・ディズニーが亡くなり、中国では毛沢東がその名も「文化大革命」を起こした。そんな年に誕生したわがサンレーは、日本で冠婚葬祭の文化大革命を起こすという志をもって船出したのである。
 サンレーは冠婚葬祭互助会である。私の父である会長の佐久間進は、一般社団法人・全日本冠婚葬祭互助協会の初代会長も務めた。
 今、「無縁社会」などと呼ばれる。「縁」や「絆」が薄れる中で、日本における互助会の持つ社会的使命は大きいものがあったと考えている。
 戦後に互助会が成立したのは、人々がそれを求めたという時代的・社会的背景があった。もし互助会が成立していなければ、今よりもさらに一層、「血縁や地縁の希薄化」は深刻だったかもしれない。
 つまり、敗戦から高度経済成長にかけての価値観の混乱や、都市部への人口移動、共同体の衰退などの中で、何とか人々を共同体として結び付けつつ、それを近代的事業として確立する必要から互助会は誕生したのである。そして、これまで多くの人々を助けてきたはずだ。
 しかし、成立から半世紀以上を経て、互助会も一種の制度疲労を起こしている可能性があると思う。制度疲労であれば、ここで新しい制度を再創造しなければならない。
 「隣人祭り」をはじめとした各種の高齢者イベントなど、「豊かな老い」を実現するお手伝いをする。互助会のアップデートはこれに尽きよう。
 さあ、新しい使命が待っている。